新年の奉事
ルカ13端;4:16-22
16 彼は其養育せられし所のナザレトに来り、安息の日に、其常例に依りて、会堂に入り、読まんと欲して起てり。
17 預言者イサイヤの書を彼に与ふるあり、彼は書を披きて、左に録せる所を出せり、云く、
18 主の神゜我に在り、蓋彼は我に膏して、貧しき者に福音せしめ、我を遣して、心の傷める者を医し、虜者に釈を、瞽者に見ることを伝へ、圧せらるる者に自由を与へ、
19 主の禧年を伝へしめたりと。
20 乃書を掩ひ、役者に与へて坐せしに、会堂に在る者皆彼に目を注げり。
21 彼宣べ始めて曰へり、此の爾等が聴きし所の書は今応へり。
22 衆皆之を証し、且其口より出づる恩寵の言を奇として曰へり、是れイオシフの子に非ずや。
口語
4:16それからお育ちになったナザレに行き、安息日にいつものように会堂にはいり、聖書を朗読しようとして立たれた。
4:17すると預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を出された、
4:18「主の御霊がわたしに宿っている。貧しい人々に福音を宣べ伝えさせるために、わたしを聖別してくださったからである。主はわたしをつかわして、囚人が解放され、盲人の目が開かれることを告げ知らせ、打ちひしがれている者に自由を得させ、
4:19主のめぐみの年を告げ知らせるのである」。
4:20イエスは聖書を巻いて係りの者に返し、席に着かれると、会堂にいるみんなの者の目がイエスに注がれた。
4:21そこでイエスは、「この聖句は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」と説きはじめられた。
4:22すると、彼らはみなイエスをほめ、またその口から出て来るめぐみの言葉に感嘆して言った、「この人はヨセフの子ではないか」。