至聖なる我が女宰生神女永貞童女マリヤの進殿祭(進堂祭)
ルカ54端;10:38-42,11:27-28
38 彼等が行ける時、イイスス一の村に入りしに、或婦マルファと名づくる者、彼を其家に迎へたり。
39 其姉妹にマリヤと名づくる者あり、イイススの足下に坐して、其言を聴けり。
40 マルファは供事の多きに因りて心を煩はし、就きて曰へり、主よ、我が姉妹、我一人を遺して供事せしむるを爾意と為さざるか、之に命じて、我を助けしめよ。
41 イイスス彼に答へて曰へり、マルファよ、マルファよ、爾は多くの事を慮りて心を労せり、
42 然れども需むる所は一のみ。マリヤは善き分を択びたり、是は彼より奪ふ可からず
27 此を言ふ時、一の婦民の中より声を揚げて、彼に謂へり、爾を孕みし腹と爾が哺ひし乳とは福なり。
28 彼は曰へり、然り、神の言を聴きて之を守る者は福なり。
口語
10:38一同が旅を続けているうちに、イエスがある村へはいられた。するとマルタという名の女がイエスを家に迎え入れた。
10:39この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた。
10:40ところが、マルタは接待のことで忙がしくて心をとりみだし、イエスのところにきて言った、「主よ、妹がわたしだけに接待をさせているのを、なんともお思いになりませんか。わたしの手伝いをするように妹におっしゃってください」。
10:41主は答えて言われた、「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている。
10:42しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである」。
11:27イエスがこう話しておられるとき、群衆の中からひとりの女が声を張りあげて言った、「あなたを宿した胎、あなたが吸われた乳房は、なんとめぐまれていることでしょう」。
11:28しかしイエスは言われた、「いや、めぐまれているのは、むしろ、神の言を聞いてそれを守る人たちである」。