コリンフ後170端;1:21-2:4

21 我(われ)等(ら)を爾(なんぢ)等(ら)と偕(とも)にハリストスに堅(けん)固(ご)にし、及(およ)び我(われ)等(ら)に膏(あぶら)つけし者(もの)は神(かみ)なり、
22 彼(かれ)は我(われ)等(ら)に印(いん)し、且(かつ)神(かみ)の聘(へい)質(し)を我(われ)等(ら)の心(こころ)に与(あた)へたり。
23 我(われ)神(かみ)を呼(よ)びて我(わ)が霊(たましひ)の証(しょう)者(しゃ)と為(な)す、我(われ)今(いま)に至(いた)るまでコリンフに至(いた)らざりしは、爾(なんぢ)等(ら)を宥(いう)恕(じょ)するが故(ゆゑ)なり。
24 此(こ)れ我(われ)等(ら)は爾(なんぢ)等(ら)の信(しん)に主(しゅ)たるに非(あら)ず、乃(すなはち)爾(なんぢ)等(ら)の喜(よろこび)を助(たす)く、蓋(けだし)爾(なんぢ)等(ら)は信(しん)を以(もっ)て立(た)つなり。
1 我(われ)復(また)憂(うれひ)を以(もっ)て爾(なんぢ)等(ら)に至(いた)らざらんと自(みづか)ら決(き)めたり。
2 蓋(けだし)若(も)し我(われ)爾(なんぢ)等(ら)を憂(うれ)ひしめば、我(わ)が憂(うれ)ひしむる者(もの)の外(ほか)、誰(たれ)か我(われ)を喜(よろこ)ばしめん。
3 我(わ)が書(しょ)して爾(なんぢ)等(ら)に達(たっ)せしは即(すなはち)是(これ)なり、我(われ)来(きた)る時(とき)、我(われ)を喜(よろこ)ばしむべき者(もの)に由(よ)りて、憂(うれひ)を受(う)けざらん為(ため)なり、蓋(けだし)我(われ)は爾(なんぢ)衆(しゅう)に於(おい)て、我(わ)が喜(よろこび)は爾(なんぢ)衆(しゅう)の喜(よろこび)なりと信(しん)ず。
4 我(われ)大(おほい)なる哀(かなしみ)と心(こころ)の痛(いたみ)とに縁(よ)りて、多(おほ)くの涙(なみだ)を以(もっ)て爾(なんぢ)等(ら)に書(しょ)せり、爾(なんぢ)等(ら)を憂(うれ)ひしめん為(ため)に非(あら)ず、乃(すなはち)我(わ)が爾(なんぢ)等(ら)に於(お)ける愛(あい)の深(ふか)きを知(し)らしめん為(ため)なり。

口語

1:21あなたがたと共にわたしたちを、キリストのうちに堅くささえ、油をそそいで下さったのは、神である。

1:22神はまた、わたしたちに証印をおし、その保証として、わたしたちの心に御霊を賜わったのである。

1:23わたしは自分の魂をかけ、神を証人に呼び求めて言うが、わたしがコリントに行かないでいるのは、あなたがたに対して寛大でありたいためである。

1:24わたしたちは、あなたがたの信仰を支配する者ではなく、あなたがたの喜びのために共に働いている者にすぎない。あなたがたは、信仰に堅く立っているからである。

2:1そこでわたしは、あなたがたの所に再び悲しみをもって行くことはすまいと、決心したのである。 2:2もしあなたがたを悲しませるとすれば、わたしが悲しませているその人以外に、だれがわたしを喜ばせてくれるのか。

2:3このような事を書いたのは、わたしが行く時、わたしを喜ばせてくれるはずの人々から、悲しい思いをさせられたくないためである。わたし自身の喜びはあなたがた全体の喜びであることを、あなたがたすべてについて確信しているからである。

2:4わたしは大きな患難と心の憂いの中から、多くの涙をもってあなたがたに書きおくった。それは、あなたがたを悲しませるためではなく、あなたがたに対してあふれるばかりにいだいているわたしの愛を、知ってもらうためであった。