コリンフ後181端;6:1-10

1 我(われ)等(ら)は同(どう)労(らう)者(しゃ)として爾(なんぢ)等(ら)に求(もと)む、神(かみ)の恩(おん)寵(ちょう)を徒(いだづら)に受(う)くる勿(なか)れ。
2 蓋(けだし)言(い)へるあり、納(い)るべき時(とき)に我(われ)爾(なんぢ)に聴(き)き、救(すくひ)の日(ひ)に爾(なんぢ)を助(たす)けたりと。視(み)よ、今(いま)は嘉(よ)く納(い)るべき時(とき)、視(み)よ、今(いま)は救(すくひ)の日(ひ)なり。
3 我(われ)等(ら)何(なに)事(ごと)に於(おい)ても躓(つまづき)を人(ひと)に置(お)かず、我(わ)が職(つとめ)の謗(そしり)を受(う)けざらん為(ため)なり。
4 我(われ)等(ら)凡(およそ)の事(こと)に於(おい)て己(おのれ)を神(かみ)の役(えき)者(しゃ)と顕(あらは)す、即(すなはち)多(おほ)くの忍(にん)耐(たい)に、患(くわん)難(なん)に、窮(きゅう)乏(ばふ)に、困(こん)苦(く)に、
5 扑(ぼく)刑(けい)に、禁(きん)獄(ごく)に、争(さうらん)乱(らん)に、勤(きん)労(らう)に、儆(けい)醒(せい)に、禁(きん)食(しょく)に、
6 潔(けつ)浄(じゃう)に、知(ち)識(しき)に、恒(ごう)忍(にん)に、仁(じん)慈(じ)に、聖(せい)神(しん)゜に、偽(いつはり)なき愛(あい)に、
7 真(しん)実(じつ)の言(ことば)に、神(かみ)の能(ちから)に於(おい)てし、左(さ)右(いう)の手(て)に義(ぎ)の武(ぶ)具(ぐ)を以(もっ)てし、
8 尊(そん)栄(えい)及(およ)び耻(ち)辱(じょく)に、悪(あく)評(ひょう)及(およ)び令(れい)聞(ぶん)に於(おい)てす、欺(あざむ)く者(もの)に似(に)たれども、真(まこと)なり、
9 知(し)られざるに似(に)たれども、知(し)られ、死(し)したるに似(に)たれども、視(み)よ、生(い)けるなり、罰(ばつ)を受(う)くるに似(に)たれども、死(し)に付(わた)されず、
10 憂(うれひ)ふるに似(に)たれども、常(つね)に喜(よろこ)び、貧(まづ)しきに似(に)たれども、多(おほ)くの者(もの)を富(と)ませ、有(あ)るなきに似(に)たれども、有(あ)らざるなし。

口語

6:1わたしたちはまた、神と共に働く者として、あなたがたに勧める。神の恵みをいたずらに受けてはならない。

6:2神はこう言われる、

「わたしは、恵みの時にあなたの願いを聞きいれ、救の日にあなたを助けた」。見よ、今は恵みの時、見よ、今は救の日である。

6:3この務がそしりを招かないために、わたしたちはどんな事にも、人につまずきを与えないようにし、

6:4かえって、あらゆる場合に、神の僕として、自分を人々にあらわしている。すなわち、極度の忍苦にも、患難にも、危機にも、行き詰まりにも、

6:5むち打たれることにも、入獄にも、騒乱にも、労苦にも、徹夜にも、飢餓にも、

6:6真実と知識と寛容と、慈愛と聖霊と偽りのない愛と、

6:7真理の言葉と神の力とにより、左右に持っている義の武器により、

6:8ほめられても、そしられても、悪評を受けても、好評を博しても、神の僕として自分をあらわしている。わたしたちは、人を惑わしているようであるが、しかも真実であり、

6:9人に知られていないようであるが、認められ、死にかかっているようであるが、見よ、生きており、懲らしめられているようであるが、殺されず、

6:10悲しんでいるようであるが、常に喜んでおり、貧しいようであるが、多くの人を富ませ、何も持たないようであるが、すべての物を持っている。