コリンフ後194;11:31-12:9

31 (かみ)(われ)()(しゅ)イイスス ハリストスの(ちち)()()(しゅく)(さん)せらるる(もの)は、()がい(いつは)らざるを()る。
32
ダマスクに(おい)て、アレタ(わう)(まち)(さい)(われ)(とら)へんと(ほっ)して、ダマスクの(まち)(まも)れり、(われ)筐を(もっ)(まど)より(かき)(したが)ひ、()(おろ)されて、(かれ)()()れたり。

12 1 (ほこ)ることは()(ため)(えき)する(ところ)なし、(けだし)(われ)(しゅ)顕現(けんげん)(もく)()とに(およ)ばん。
2 (われ)ハリストスに()一人(いちにん)()る、()(ひと)(じふ)()(ねん)(まへ)に、((にく)(たい)()りてか()らず、(にく)(たい)(ほか)()りてか、()らず、(かみ)(これ)()る、)(だい)(さん)(ぢゅう)(てん)()げられたり。
3 (われ)()(ひと)(おい)て、(その)(にく)(たい)()りてか、(にく)(たい)(ほか)()りてか、()らず、(かみ)(これ)()る、)(らく)(ゑん)()げられて、(みち)(なん)()(ひと)(かた)(あた)はざる(もの)()きしを()る。
5 (われ)()くの(ごと)(ひと)(もっ)(ほこ)らん、(おのれ)(もっ)(ほこ)らず、(あるひ)(われ)(よわ)きを(ほこ)らんのみ。
6 (われ)()(ほこ)らんと(ほっ)せば、()()なる(もの)()らず、(けだし)(まこと)()はん、(しか)れども(われ)(みづか)(いまし)む、(おそ)らくは(ひと)(われ)()(ところ)(あるひ)(われ)()(ところ)()ぎて、(われ)(はか)らん。
7 (もく)()()(だい)なるに()りて()(たか)ぶらざらん(ため)に、(ひとつ)(とげ)()(にく)(たい)(あた)へられたり、(すなはち)サタナの使(つかひ)なり、(われ)()たん()()(たか)ぶらざらん(ため)なり。
8 (われ)()(たび)(しゅ)(これ)(われ)より(はな)さんことを(もと)めたり。
9 (しか)れども(しゅ)(われ)()へり、(われ)(おん)(ちょう)(なんぢ)()れり、(けだし)(われ)(ちから)(よわ)(うち)(おこな)はる。(ゆゑ)(われ)(むしろ)(あま)んじて()(よわ)きを(ほこ)らん、ハリストスの(ちから)(われ)(ない)(やど)らん(ため)なり、

口語

11:31永遠にほむべき、主イエス・キリストの父なる神は、わたしが偽りを言っていないことを、ご存じである。

11:32ダマスコでアレタ王の代官が、わたしを捕えるためにダマスコ人の町を監視したことがあったが、

11:33その時わたしは窓から町の城壁づたいに、かごでつり降ろされて、彼の手からのがれた。

12:1わたしは誇らざるを得ないので、無益ではあろうが、主のまぼろしと啓示とについて語ろう。

12:2わたしはキリストにあるひとりの人を知っている。この人は十四年前に第三の天にまで引き上げられた――それが、からだのままであったか、わたしは知らない。からだを離れてであったか、それも知らない。神がご存じである。

12:3この人が――それが、からだのままであったか、からだを離れてであったか、わたしは知らない。神がご存じである――

12:4パラダイスに引き上げられ、そして口に言い表わせない、人間が語ってはならない言葉を聞いたのを、わたしは知っている。

12:5わたしはこういう人について誇ろう。しかし、わたし自身については、自分の弱さ以外には誇ることをすまい。

12:6もっとも、わたしが誇ろうとすれば、ほんとうの事を言うのだから、愚か者にはならないだろう。しかし、それはさし控えよう。わたしがすぐれた啓示を受けているので、わたしについて見たり聞いたりしている以上に、人に買いかぶられるかも知れないから。

12:7そこで、高慢にならないように、わたしの肉体に一つのとげが与えられた。それは、高慢にならないように、わたしを打つサタンの使なのである。

12:8このことについて、わたしは彼を離れ去らせて下さるようにと、三度も主に祈った。

12:9ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。