パスハ後第3聖携香女
聖使徒行実16端;6:1-7
1 当日門徒益加はりしに、エルリニストがエウレイ人に対して怨言せしことあり、彼等の嫠が日々の施済に於て軽んぜられし故なり。
2 十二の使徒は大数の門徒を招きて曰へり、我等神の言を舎きて、食卓の事を務むるは、宜しからず。
3 故に兄弟よ、爾等の中より、善き証を得、聖神゜と智慧とに満てられたる者七人を撰べ、我等之を立てて、此の事を司らしめ、
4 我等は専ら祈祷と伝教とを務めん。
5 此の言は衆民に悦ばれて、遂に信と聖神゜とに満てられたる人、ステファン、又フィリップ、プロホル、ニカノル、ティモン、パルメン、及びアンティオヒヤの進教者ニコライを選びて、
6 之を使徒等の前に立て、彼等祈祷して、手を其上に按せたり。
7 神の言増長じ、門徒の数甚イエルサリムに増加し、司祭の中にも多く教に順ひし者あり。
口語
6:1そのころ、弟子の数がふえてくるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちから、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して、自分たちのやもめらが、日々の配給で、おろそかにされがちだと、苦情を申し立てた。
6:2そこで、十二使徒は弟子全体を呼び集めて言った、「わたしたちが神の言をさしおいて、食卓のことに携わるのはおもしろくない。
6:3そこで、兄弟たちよ、あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判のよい人たち七人を捜し出してほしい。その人たちにこの仕事をまかせ、
6:4わたしたちは、もっぱら祈と御言のご用に当ることにしよう」。
:5この提案は会衆一同の賛成するところとなった。そして信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、それからピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、およびアンテオケの改宗者ニコラオを選び出して、
6:6使徒たちの前に立たせた。すると、使徒たちは祈って手を彼らの上においた。
6:7こうして神の言は、ますますひろまり、エルサレムにおける弟子の数が、非常にふえていき、祭司たちも多数、信仰を受けいれるようになった。