パスハ後第5サマリヤ婦

聖使徒行実28;11:19-26,29-30

19 ステファンの(とき)(おこ)りし窘逐(きんちく)()(さん)じたる(もの)は、()きて、フィニキヤ、キプル、アンティオヒヤにまで(いた)りしが、イウデヤ(じん)(ほか)(なん)(ぴと)にも(ことば)(つた)ざりき。
20 (しか)れども(かれ)()(うち)にキプル(およ)びキリネヤの人々(ひとびと)あり、アンティオヒヤに()
(しゅ)イイススを(ふく)(いん)して、エルリン(じん)(つた)へたり
21 (しゅ)()(かれ)()(とも)()り、()(すう)(ひと)(しん)じて(しゅ)()せり。
22 ()(こと)(こゑ)()イエルサリムに()(けう)(くわい)(みみ)(およ)びたれば、ワルナワを(つかは)して、アンティオヒヤに(いた)らしめたり

23 (かれ)(きた)
(かみ)(おん)(ちょう)()(よろこ)び、(かつ)(しゅう)(じん)に、(こころ)(かた)くして、(しゅ)(したが)ことを(すす)めたり
24 (けだし)(かれ)(ぜん)(にん)にして、(せい)(しん)゜と(しん)とに()てられたる(もの)なり。(ここ)(おい)許多(あまた)(たみ)(しゅ)()けり。
25 (その)(のち)ワルナワはタルスに()きて、サウルを(たづ)ね、(これ)()ひて、アンティオヒヤに(たづさ)(いた)れり

26 (かれ)()(いち)(ねん)(かん)(けう)(くわい)(あつま)
許多(あまた)(たみ)(をし)へたり(もん)()がハリスティアニンと(しゃう)せらるること、アンティオヒヤより(はじ)まれ

29 (その)(とき)(もん)()(おのおの)(その)()てる(ところ)(したが)ひて、イウデヤに()(けい)(てい)扶助(たすけ)(おく)らんことを(さだ)めたり
30 (つひ)(これ)(おこな)ひて、ワルナワ(およ)びサウルの()(たく)して、(ちゃう)(らう)()()せたり

口語

11:19さて、ステパノのことで起った迫害のために散らされた人々は、ピニケ、クプロ、アンテオケまでも進んで行ったが、ユダヤ人以外の者には、だれにも御言を語っていなかった。

11:20ところが、その中に数人のクプロ人とクレネ人がいて、アンテオケに行ってからギリシヤ人にも呼びかけ、主イエスを宣べ伝えていた。

11:21そして、主のみ手が彼らと共にあったため、信じて主に帰依するものの数が多かった。

11:22このうわさがエルサレムにある教会に伝わってきたので、教会はバルナバをアンテオケにつかわした。

11:23彼は、そこに着いて、神のめぐみを見てよろこび、主に対する信仰を揺るがない心で持ちつづけるようにと、みんなの者を励ました。

11:24彼は聖霊と信仰とに満ちた立派な人であったからである。こうして主に加わる人々が、大ぜいになった。

11:25そこでバルナバはサウロを捜しにタルソへ出かけて行き、

11:26彼を見つけたうえ、アンテオケに連れて帰った。ふたりは、まる一年、ともども教会で集まりをし、大ぜいの人々を教えた。このアンテオケで初めて、弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった。

11:29そこで弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに援助を送ることに決めた。

11:30そして、それをバルナバとサウロとの手に託して、長老たちに送りとどけた。